将棋で強くなる子に共通する7つの特徴を紹介！上達のための3つの要素も解説！

この記事では、将棋で強くなる子に共通する7つの特徴と、お子さんが強くなるための3つの要素を解説しています。

お子さんが将棋を始めたものの「なかなか強くなれない」「他の子との差が縮まらない」と心配されている保護者の方も多いでしょう。

結論、将棋で強くなる子には7つの特徴があり、それらを理解して練習に取り組むことで必ず上達できます。

強くなる子の特徴と具体的な練習方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!

将棋で強くなる子に共通する7つの特徴

将棋で強くなる子がどんな特徴があるのかを調べてみました。

調査の結果、以上のような7つの特徴があることがわかりました。

1つずつ解説をするので参考にしてくださいね。

特徴①：何よりも「基本」を徹底的に大切にする

強くなる子は、基本動作を何よりも重視します。

駒の動かし方、基本的な囲い方、詰みの形といった基本こそが「すべての技術の土台である」と理解しているからです。

将棋では「基本なくして応用なし」という言葉があるように、基本が最も重要な要素になります。

どんなに難しい戦法を覚えても、基本がしっかりしていなければ対局で通用しません。

地味な基本練習でも決して手を抜かず、丁寧に取り組むことで確実に強くなっていきます。

特徴②：「なぜ?」を考え、手の意味を理解しようとする

ただ言われた通りに指すのではなく、「なぜこの手を指すのか」「どうすれば効果的に攻められるのか」という理論を理解しようとします。

頭で理解することで、手の精度と応用力を高めることができるのです。

理論を理解している子は、同じ局面でも相手や状況に応じて最善手を選べるため、対局での対応力が格段に向上します。

考えながら指す習慣を身につけることで、効率よく上達していくことができます。

特徴③：正しい「定跡・囲い」をしっかりマスターしている

強くなる以前に、無理な手を指さないことが大前提です。

正しい定跡や囲いができていないと、序盤で不利になりやすく、勝ちにくくなります。

正しい定跡と囲いをマスターしている子は、安定した対局を積み重ねることができるため、結果的に強くなっていきます。

定跡と囲いは将棋の最も基本的な知識でありながら、最も重要な知識でもあります。

完璧な定跡と囲いを身につけることで、思い切った攻めの練習にも取り組めるようになります。

特徴④：年齢や経験の差を言い訳にしない

「まだ始めたばかりだから」「経験が浅いから」と言い訳をせず、経験差を知識と考える力でカバーしようとします。

将棋は本来、年齢や経験の差があっても、正確な読みと判断力で勝てるゲームです。

強くなる子は、この将棋の本質を理解し、基本知識を磨くことで経験差を克服しています。

むしろ後から始めたからこそ、正しい知識を身につける必要性を感じ、基本を徹底的に学ぶ姿勢を持っています。

特徴⑤：学んだことを「繰り返し復習」する

一度教わったことを忘れないよう、または理解を深めるために、何度も復習を重ねます。

繰り返し復習することで、正しい手筋を頭に染み込ませることができるのです。

強くなる子は、対局後に指した手を思い出したり、棋譜を見返したりして、自分のものにする努力を惜しみません。

一度理解したからと満足せず、完璧に身につくまで繰り返し学ぶ姿勢が、確実な上達につながっています。

特徴⑥：基本を「応用・実践」に繋げようと工夫する

基本をマスターした上で、それをどう対局で使うかを常に考えています。

相手の戦法に応じた対応や、局面に応じた手筋など、実戦的な技術の習得にも意欲的に取り組みます。

相手のタイプに応じた対応方法を学び、基本手筋を応用する力を養っています。

練習で学んだことを対局でどう活かすかを考え、実践と学習を結びつけることで、真の実力を身につけていきます。

特徴⑦：自分の「課題(悩み)」から目をそらさない

「何ができないのか」「どうして勝てないのか」という自分の課題を直視し、それを克服するための方法を積極的に探します。

弱点から目をそらさず、正面から向き合うことで確実に成長していくのです。

強くなる子は、負けた時に言い訳をせず、自分の弱点を冷静に分析します。

そして、その課題を解決するための学習方法を指導者に相談したり、自分で考えたりして、確実に改善していく姿勢を持っています。

次の章では、子供が将棋で強くなるための3つの要素を紹介します。

子供が将棋で強くなるための3つの要素

子供が将棋で強くなるために必要な3つの要素は以上のようになります。

それぞれ詳しく説明していきますので見ていきましょう。

要素①：知識力の向上

知識力は将棋で最も重要な要素です。

定跡や手筋、詰みの形を覚えることで、相手に応じた最善手を選べるようになります。

子供の知識向上で大切なポイントをご紹介します。

• 基本的な定跡を繰り返し学ぶ
• 詰将棋で詰みの形を身につける
• 実戦で使える手筋を覚える

まずは一つの戦法を確実にマスターすることが大切です。

基本戦法がしっかり身についたら、徐々に他の戦法や応用にチャレンジしていきましょう。

知識がないと上達は難しいので、焦らずじっくりと身につけていくことが重要ですね。

要素②：読みの力と集中力の向上

知識があっても、それを支える読みの力がなければ対局で力を発揮できません。

特に将棋では先を読む力と長時間集中する力の両方が必要になります。

詰将棋や次の一手問題など、読みの力を鍛える練習が効果的です。

子供の読みの力向上で注意したいポイントは以下の通りです。

• 無理のない範囲で段階的に読みを深める
• 毎日少しずつでも詰将棋に取り組む
• 長時間集中できる環境を作る

特に成長期のお子さんの場合、長時間の練習は逆効果になることもあります。

年齢や発達段階に合わせた適切な練習時間を心がけることが大切です。

要素③：精神面の鍛錬

相手との駆け引きや対局での緊張に負けない強い心も将棋では欠かせません。

集中力と冷静な判断力が勝敗を分けることも多いのです。

対局中の集中力向上には、普段の練習から意識的に取り組むことが大切です。

精神面を鍛えるために効果的な方法をご紹介します。

• 常に本番を想定して練習に取り組む
• 負けても落ち込まずに原因を分析する
• 目標を持って学習に臨む

メンタル面は一朝一夕では鍛えられませんが、日頃の取り組み方で大きく変わります。

保護者の方も、結果だけでなく努力する過程を認めてあげることが重要ですね。

将棋で強くなるためのおすすめ本5選

将棋を強くするため自宅でも本格的な将棋の知識を学べる本をご紹介します。

先ほど指導者のアドバイスは重要とお伝えしましたが、プラスで学びたい人は是非参考にしてくださいね。

おすすめの本①：羽生善治のみるみる強くなる将棋入門

1冊目におすすめする本は「羽生善治のみるみる強くなる将棋入門」です。

将棋界のレジェンド、羽生善治九段が監修する、初心者向けの入門書になります。

駒の動かし方から基本的な戦法まで、イラスト付きでわかりやすく解説されている内容となっています。

羽生善治のみるみる強くなる将棋入門がおすすめな人は以下になります。

羽生善治のみるみる強くなる将棋入門がおすすめな人

• これから将棋を始めたい子供
• 基本的なルールから学びたい
• わかりやすいイラストで学びたい
• トップ棋士の考え方を知りたい

羽生善治九段は日本を代表する棋士であり、その教え方は初心者にも理解しやすいと評判です。

将棋の基礎を楽しく、確実に学ぶことができます。

おすすめの本②：3手詰ハンドブック

2冊目におすすめしたいのは、「3手詰ハンドブック」です。

3手詰ハンドブックは、詰将棋の基本である3手詰を200問収録した問題集になっています。

持ち運びしやすいサイズで、いつでもどこでも練習できるのが特徴です。

3手詰ハンドブックがおすすめな人は以下になります。

3手詰ハンドブックがおすすめな人

• 詰将棋で読みの力を鍛えたい
• スキマ時間に練習したい
• 基本的な詰みの形を覚えたい
• 毎日コツコツ続けたい

詰将棋は将棋上達の最短ルートと言われています。

3手詰から始めて、着実に読みの力を身につけることができます。

おすすめの本③：佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所

3冊目におすすめしたいのは「佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所」です。

佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所は、元名人の佐藤康光九段による、実戦的な寄せと囲いの解説書です。

対局で勝つための具体的な手筋を学べる内容になっています。

佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所がおすすめな人は以下になります。

佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所がおすすめな人

• 実戦的な寄せの技術を学びたい
• 囲いの弱点を知りたい
• 中級者以上のレベルを目指したい
• トップ棋士の考え方を学びたい

佐藤康光九段は元名人という輝かしい実績を持つ、トップレベルの棋士です。

実戦で使える寄せの技術を、わかりやすく丁寧に解説されています。

おすすめの本④：将棋・ひと目の手筋

4冊目におすすめしたいのは「将棋・ひと目の手筋」です。

将棋・ひと目の手筋は、実戦で頻出する基本的な手筋を問題形式で学べる本になっています。

短時間で解ける問題が多く収録されているので、毎日の練習に最適です。

将棋・ひと目の手筋がおすすめな人は以下になります。

将棋・ひと目の手筋がおすすめな人

• 実戦で使える手筋を覚えたい
• 短時間で効率よく学習したい
• 初級者から中級者を目指したい
• 手筋の基本パターンを身につけたい

手筋は将棋の基本となる技術です。

この本で基本手筋をマスターすることで、実戦での勝率が大きく向上します。

おすすめの本⑤：藤井聡太推薦 将棋が強くなる 子どもの日々の習慣

最後におすすめしたいのは「藤井聡太推薦! 将棋が強くなる実戦1手詰」です。

藤井聡太推薦! 将棋が強くなる実戦1手詰は、藤井聡太竜王が推薦する、実戦形式の1手詰問題集です。

初心者でも取り組みやすく、詰みの基本をしっかり身につけられる内容になっています。

藤井聡太推薦! 将棋が強くなる実戦1手詰がおすすめな人は以下になります。

藤井聡太推薦! 将棋が強くなる実戦1手詰がおすすめな人

• これから詰将棋を始めたい
• 実戦に近い形で学びたい
• 詰みの基本パターンを覚えたい
• 藤井聡太竜王推薦の本で学びたい

藤井聡太竜王は現代将棋界を代表する棋士です。

トップ棋士が推薦する1手詰問題集で、詰みの基本を楽しく学ぶことができます。

将棋で強くなる子を育てるために保護者ができる3つのこと

最後の章として、将棋で強くなる子に育てるために保護者ができる3つのことを紹介します。

できることは限られますが、精一杯お子さんのサポートをしたいのは親の本音ですよね。

今すぐできることもあるのでできることから取り組んでくださいね。

保護者ができること①：環境作りのサポート

まずは、お子さんが将棋に集中できる環境を整えてあげることが大切です。

• 静かに集中できる学習スペースを用意する
• 十分な睡眠時間を確保する
• 将棋盤や本など必要な道具を揃える

特に成長期のお子さんにとって、集中できる環境と睡眠は技術向上と同じくらい重要です。

特に将棋は頭を使うゲームなので、落ち着いて考えられる環境が重要になります。

保護者ができること②：精神面でのサポート

お子さんのメンタル面をサポートすることも保護者の重要な役割です。

結果だけでなく、努力する過程を認めて褒めてあげましょう。

効果的な声かけの例をご紹介します。

• 「今日の詰将棋、しっかり考えてたね」
• 「前より終盤が強くなってきたね」
• 「負けても最後まで諦めなくて偉いよ」

小さな成長でも見逃さずに認めてあげることで、お子さんの自信につながります。

ついつい厳しいことを言いたくなりますが、まずはお子さんが一生懸命やっていることを認めてあげることが大切です。

保護者ができること③：将棋への理解を深める

お子さんの将棋をより良くサポートするために、保護者の方も将棋について学んでみることをおすすめします。

将棋のルールや戦法を理解することで、お子さんとの会話も弾みますし、適切なアドバイスもできるようになります。

最近はYouTubeでも将棋に関するコンテンツも増えてきているのでスキマ時間に学習をして将棋への理解を深めましょう。

将棋で強くなる子についてのまとめ

将棋で強くなる子には、基本を徹底する、理論を理解する、正しい定跡を習得するなど7つの特徴がありました。

これらの特徴は生まれ持った才能ではなく、日々の学習や取り組み方で身につけることができるものです。

お子さんが将棋で強くなるためには、知識・読みの力・精神力をバランスよく向上させることが重要になります。

特に初心者の場合は、基本知識の習得と正しい学習方法の理解から始めましょう。

一朝一夕で強くなることはできませんが、継続的な努力と正しい方向性があれば、必ず上達を実感できるはずです。

焦らず、一歩ずつ確実にレベルアップしていくことを心がけてくださいね。

今回ご紹介した本は、将棋上達の大きな助けになるはずなので、ぜひ手に取ってみてください。